老いゆく人の生きがいとは
Posted in 生きがいとは by: まみ日本は、世界一の長寿国となりました。
高齢化がどんどん進んでいます。核家族の増加とともに、たくさんの高齢者が孤独、寂しさの中に生きています。
そんな中、私たちはどのように生きがいをもって生きていけばいいのでしょうか?
2009年の9月、総務省の発表によれば、既に国内の女性の人口では、およそ4人に1人が65歳以上だそうです。まさに超高齢化社会です。退職後の人生をどう生きればよいか、生きがいを模索する人も増えています。
かつて文部省で、学習指導要領の作成にも当たった教育学者の上田薫さんは、以前、朝日新聞の連載で、このように述べていました。当時、上田さんは82歳でした。
「私はいま元気ですが、やがてボケも骨折も起きようし、限界は見えている。希望がない。容赦のない生殺し、いや、いつ出られるか分からない牢獄です。多くの老人が生かしようのない『ゆとり』の中にいる」
体験した人のみが知らされる実感でしょう。上田さんは、さらにこう続けます。
「先哲の書物にはいろいろ書いてあるが、この時代に通じるのでしょうか。(略)宗教にしても、本当に有効なのか。禅堂や修道院の世界もあるが、日常の中での生身の悲しみや孤独とどれだけぶつかっているか、考え直す必要がある。(略)『教育基本法改正』などといっている場合じゃない。(略)孤独や死や不安に人間や社会がどうかかわるべきか、差し迫った問題がある」
知識人たちも、孤独を乗り越え、生きていくための生きがいを模索しているようです。生きがいには、老いゆく人の未来に希望を持たせる力がどれほどあるのか、検証の必要があるようです。